滋賀腎・透析研究会 慢性腎臓病(CKD)への取り組み

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患者さんへ

「“じんぞう”のはたらきが低下している」といわれた方へ

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腎臓(じんぞう)の病気は、しらないうちに徐々に進んでいきます。また、腎臓のはたらきが低下する原因はたくさんあります。
そのため、腎臓のはたらきの低下を止めたり遅らせたりするためには、その原因をしらべることが大切です。腎臓のはたらきが正常の10%程度となり役割を充分果たせなくなると透析や移植が必要になります。
また、腎臓のはたらきが正常の60%以下へ低下すると、心臓病や脳卒中が起こりやすくなります。


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腎臓専門施設では、しんさつ、血液や尿の検査、エコーやCTなどの画像検査などによって、腎臓をまもるために最適な方法を、かかりつけの先生とともに考えていきます。
また、みなさんの状態に応じて、心臓病や脳卒中をふせげるように、検査や治療をおこないます。 腎臓のはたらきが少し低下した時点で、しっかり調べて治療しましょう。

「血尿やたんぱく尿がある」といわれた方へ

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尿は、腎臓(じんぞう)でつくられ、ぼうこうにためられて排出されます。血尿やたんぱく尿がある方は、 このうちのどこかに異常があることが疑われます。
ぼうこう炎など一時的に血尿やたんぱく尿が出る病気では、尿の異常がずっと続くことはありません。血尿やたんぱく尿がつづく病気に慢性腎炎(まんせいじんえん)という病気があります。わが国で もっとも多い慢性糸球体腎炎はIgA腎症という病気です。


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この病気は放っておくと、20年後には30~40%の方が腎臓のはたらきが低下し、透析が必要なることがわかっています。
この病気がおきるのは、3分の1の方が20才までと若く、90%以上のかたが40才代までです。40才でおこっても20年後はまだまだ働き盛りですので、早く診断して早く治療をおこなうことが大切です。
治療が効いても、遅くなると将来の透析が必要になる可能性が高くなります。IgA腎症以外にも、血尿やたんぱく尿をおこす病気があり、早期の治療が有効なものがあります。腎臓専門の施設では、あなたの腎臓をまもるために最適な方法を、かかりつけの先生とともに考えていきます。